「Bell the Cat」
大田高充
2022.5.4 - 5.22
2022年5月4日(水・祝) – 5月22日(日)の期間、サウンドアーティスト 大田高充による個展「Bell the Cat」を開催いたします。
大田高充は関西を拠点にデザインの領域で活動しながら「音」を様々な形で解釈し、インスタレーションやパフォーマンスとして発表しているサウンドアーティストです。
本展では本展の為に制作した音具のマルチプル作品を発表いたします。
音具はアルミケースに封入された未使用のテープループと磁石で構成され、それを振ることでカラカラと物理的な音が鳴り、同時に磁石が磁気テープに接触することで、磁気的な痕跡が残されていきます。つまり“録音”される仕組みです。
会場では音具を手に取って音を確かめて、録音者となることができます。
モノと空間がつくりだす音の新しい試みを、ぜひこの機会にご高覧ください。
“transplanted leaves” 2020
“steps toward the sun” 2017
“the river flows through Hoshigaoka” 2016
table with the gadgets for performance
© Takamitsu Ohta All Rights Reserved
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展示概要 ／ Exhibition Information
展示タイトル : 「Bell the Cat」
会期 : 2022年5月4日(水・祝) - 5月22日（日）
営業時間 : 13:00-21:00
休廊日 : 月・火・水曜日
入場無料
お問合せ : info@tata-books.com
※GW期間中の為、初週は通常定休日の水曜から営業いたします -
作家プロフィール ／ Artist Profile
大田高充 Takamitsu Ohta
1980年生まれ。土地・環境・気候で発生する固有の自然現象に注目したインスタレーションを制作。パフォーマンスではファウンドオブジェクトで音を生成し、体感した環境音の再構成を試みる。
主な参加展覧会・イベントに「野外展示｜音羽川百景 2020」音羽川砂防ダム（京都,2020）、「ほどける耳」 両足院（京都,2017）、「土祭2015」円道寺池（栃木,2015）など。実験音楽レーベル senufo edition、 wind measure recordings などより記録音源をリリース・出版。
https://vimeo.com/user16175146
Instagram: @takamitsuohta ( https://www.instagram.com/takamitsuohta/ ) -
ステートメント ／ Statement
動くものには音がともなう（大気中では）。
衣擦れや足音の特徴が人の気配につながる。
足にガラクタをつけて歩くWSをしたことがある。
自分の動きが音になって顕在化して意識的になる。
そうして発生した音は所作から離れて
演奏に近づくのかもしれない。
猫の鈴のような気配を教えてくれる音具を作ってみた。
人の絶え間ない運動の軌跡がその音具と共にあることで
中にある磁気テープにじんわり刻まれていく。
開きっぱなしのピンホールカメラのようなものである。
いつか手頃なときに開封して再生し
あなたの振動の蓄積を聴いてみてほしい。 -
メディア掲載