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「TYPOWRIGHT」

Gleichenia

2021.6.17 - 6.27

2021年6月17日(木) – 6月27日(日)の期間、ジュエリープロジェクト Gleichenia(グレイキニア)による個展「TYPOWRIGHT」を開催いたします。

 

Gleicheniaは2019年にスタートしたアートとデザインの相互作用をジュエリーというメディウムにより表現するプロジェクトです。

 

Gleicheniaとは羊歯(しだ)のウラジロを意味し、世界に1万種を数える最古の常緑植物のひとつとされています。
日だまりで二葉が一対の羽片を成してしだるさまは、正月飾りとして、すこやかに齢を重ねる日々への願いを結びついてきました。はじけた胞子が舞い降りた土地に応じて新たな生命を育むように、出自や年齢・性別・既存の価値観にとらわれない生き方に寄り添うような作品づくりを探求しています。

 

ガラス、真鍮、ゴールド、シルバーなど様々な素材の持ち味に向き合い、実験的に手を加えながらコンセプトとの間を柔軟に行き来することで、日常に色さすかたちを生み出しています。古典技法、デジタル工作に加えてジュエリーを用いたスティルライフや映像作品など多様な手法を用いながら、新たな価値や自由な発想の可能性を試みています。

 

本展「TYPOWRIGHT」ではGleicheniaのプロダクトからタイポグラフィーをモチーフとしたブローチ「TYPO」と建築を思わせる小さなオブジェ「WRIGHT」を中心に発表いたします。単体ではなく、2つのプロダクトを組み合わせることで世界観を拡張させる手法は、まさにGleichenia独自のものです。

 

アートとデザインは人の生活になくてはならないものです。アートとデザインは日常生活に深く関わりを持ち、意識せずとも気づけば生活の一部となっています。アートとデザインの意義をジュエリーというかたちに落とし込み表現しているGleicheniaは、身につけることを本来の目的とするジュエリーを探求、再構築し、新たな価値観を創造しようとしています。

 

Gleicheniaの試みを、ぜひこの機会にご高覧下さい。

 

 

 

 

 

Gleichenia All Rights Reserved

  • 展示概要 / Exhibition Information

    展示タイトル : 「TYPOWRIGHT」
    会期 : 2021年6月17日(木)- 6月27日(日)
    営業時間 : 13:00-21:00
    休廊日 : 月・火・水曜日 
    入場無料
    お問合せ : info@tata-books.com
  • 作家プロフィール / Artist Profile

    池ヶ谷侑
    1987年埼玉県生まれ。2011年ロンドンチェルシーカレッジ空間デザイン科卒業。
    領域の横断、越境をテーマに、写真やグラフィックデザイン、プロダクトデザインなど広範にわたる表現方法で活動を展開。
    2017年Art & Design Studio KEWYA設立。2019年ジュエリーブランド Gleichenia(グレイキニア)をスタートさせる。
    HP / https://kewya.com

    池ヶ谷香奈子
    1984年石川県生まれ。2012年ロンドン芸術大学ウィンブルドンカレッジ彫刻学科を卒業。
    生きていく上で避けることのできない「偶発性と選択」のもたらす動き、身体やものに刻まれるその感触や痕跡が、新たに描き出す「関係」をテーマに制作を続けている。未知と既知の接合点に魅了されながら、ドローイングを主軸とした独自の表現手段で制作を続ける。
    HP / https://kanakoikegaya.com/
  • ステートメント / Statement

    Gleichenia
    Gleichenia(グレイキニア)はアーティストとデザイナーの夫婦によるジュエリープロジェクトです。
    新たな価値や自由な発想をかたちにするアートとデザインを対の羽片に、様々な素材の持ち味に向き合い、実験的に手を交えながらコンセプトとの間を柔軟に行き来することで、かたちを生みだしています。アートとデザイン、2つの視点の折り重なる表現が、身につける一人ひとりによって、新たな物語へと紡がれていくことに想いを馳せています。
    HP / https://gleichenia.com

    TYPO
    読みやすさ、伝えやすさが必要とされるタイポグラフィーを違った視点から捉え、新たな解釈を楽しみたいという思いから生まれたブローチです。
    アルファベットひとつひとつがもつシルエットを生かしつつ、字間や行間を狭くしたことばを、一枚板の真鍮から切り出しました。
    ゆっくりと目を凝らすうちに浮かび上がってくることばとかたちに、思わず笑みがこぼれ対話のひとときにつながるかもしれません。

    WRIGHT
    かつて、家の窓として用いられていた透明で無機質なガラス。ちいさくブロック状にカットし重ねることで、若々しい水色の小さな彫刻へと姿をかえました。
    近代建築のもつ佇まいから着想をえたこのオブジェは、2〜3通りに置換えられるスタンドとしても機能します。
    往来の用途から離れたガラスが 、大切なジュエリーに寄り添うようにして、新たなすがたをひきだします。
  • メディア掲載

    JDN
    https://www.japandesign.ne.jp/event/typowright-tata/

    Tokyo Art Beat
    https://www.tokyoartbeat.com/event/2021/6C83
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