外山亮介
2022.6.9 - 6.19
2022年6月9日(木) – 6月19日(日)の期間、写真家 外山亮介(とやま・りょうすけ)による個展「導光 LEADING LIGHT」を開催いたします。
外山亮介はTVCM制作会社、スタジオ勤務、NGOのカメラアシスタントを経て、現在はフリーランスとして商業写真と並行して作品制作も行なっている写真家です。
2008年に同世代の伝統工芸を継ぐ職人のポートレート撮影を開始した外山は、手描き友禅染の家に生まれた生い立ちを探るように「自分の選ばなかった道」をあゆむ伝統工芸の職人を写すべく、日本各地を巡る旅にでました。
伝統工芸の職人を撮影する旅をはじめて15年、出会った様々な職人を写真に収めたそれらの多くの経験から、写真とは何かを問いただし、写真の本質を模索します。
職人が生み出すような「モノ」としての写真は可能なのか。
その思考から、外山は写真黎明期の技術を取り入れ作品制作を行っていきます。
本展は2022年4月にNEUTRAL COLORSより出版された外山の15年間に渡る旅をまとめた『導光 ー花は盛りにー』の内容をなぞる形で、2008年の「種」という作品から現在までの、試行錯誤の中で生み出された実験的な写真を中心に展示いたします。
外山亮介が辿り着いた写真表現を、ぜひこの機会にご高覧ください。
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