「儚い地図」

2024年10月17日(木) – 10月27日(日)の期間、写真家 Taka Mayumiによる個展「儚い地図」を開催いたします。

本展ではTaka Mayumiが現在まで歩んできた地図を写真、絵画、ドローイング、立体作品などで発表いたします。

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タイトルにあるように、この展示は僕が歩んできた地図です。

展示はその一定期間終わると、消滅してしまうという美しき儚さが好きです。

僕は壁をキャンパス、あるいは1つの空間と見立てています。

美しさと儚さ、この２つを合わせたような、そんな壁をつくりたい。
今回はその欲求からスタートさせていただきました。

メインの壁は、ここ数年物凄く影響を受けた、現代アートの方たちから立ち上がった壁と言ってもいいと思います。
彼ら彼女らの作る作品が飾られた、その壁を見るのが至高の喜びと化し、いつの間にか自分も事務所の壁を相手に遊んでいました。それを今回形にしたいと思います。

一時期は、事務所の壁そのまま切り抜いて、作品にしたいという衝動もありました。ここまで私自身が、壁に対する愛着があることを知れたのは、本当に感謝しか有りません。

そして、2000年代初頭からパリで撮っていた子達。

正直、当時は雑誌をやりたく、ほぼ毎日撮影していた中で、今現在見ても息をしてる子達を、世に出してみたいという欲求からの2つの壁をつくります（もちろん向こうでやった仕事も混ぜて）。

4つ目の壁は、日本に帰ってきてから苦しみ抜いた後、2024年までの写真数点で構成されます。

部屋を見渡せば、速歩きになりますが、僕のこれまでの地図を少しだけど一望できる内容になっていると思います。

（作家より本展に寄せて）

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近年のTaka Mayumiの制作活動は、ひとつの概念に捉われることなく、ジャンルやメディアを超えて表現され、唯一無二の作家性を確立しつつあります。

写真家でありながら、様々な表現を追い続けるTaka Mayumiの現在を、どうぞこの機会にご高覧ください。