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「in your eyes  あなたの眼の中で」

hifiemotion / 田中 永峰 良佑

2025.5.29 - 6.15

2025年5月29日(木) – 6月15日(日)の期間、hifiemotion企画の出版物「in your eyes / Ryosuke N. Tanaka,  Justin Kyle Marasigan」に関連し、田中 永峰 良佑の個展「in your eyes  あなたの眼の中で」を開催いたします。

 

写真集「in your eyes」は作家の田中 永峰 良佑がフィリピン出身であるジャスティンと共に彼が過ごしたフィリピンの土地を訪れた一週間を、それぞれが異なるカメラで撮ったフィルム写真で構成する写真集です。ラフに撮影された各々の写真からは、それぞれの視点の際、親密さ、垣間見える複雑な背景、時には気まずさなど、ドキュメンタリー映像のように色濃く映し出されます。写真集は400枚以上の写真群から選び出した写真、当時の日記、5年後の現在見つめ直したテキストなどで構成されます。

 

本展はローンチに関連した写真作品で構成します。

 

“ in your eyes / Ryosuke N. Tanaka [2020]

 

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でも、初めていく「フィリピン」、「マニラ」という場所を、彼が見るようには見れない。 僕はその場所を、 “彼が生まれ育った街”として、見ようとする。 だけど同時に、その場所を撮影するときに 「外国人」としての眼差しのすべては止めることはできないだろう、とも思った。また、歴史的な視点では、フィリピンはスぺイン、アメリカ、そして日本に植民地支配されてきた場所でもある。日本人のパスポートを持つ自分が、それに対して、負う、直視するべきものもあると思った。

僕は旅の前に、「いつでも好きなときに撮りたいものを撮って欲しい」と彼に伝えてコンパクトフィルムカメラを渡した。それは1997年生のカメラ、そこに備え付けられた、彼と同い年のレンズ(ちなみに僕のカメラは1990年生の) 僕の眼差しと彼の眼差しがすれ違ったり、もしかしたら一瞬重なり合ったりする。 その眼差しの距離と空間のなかに、それぞれの人生が交わって、お互いが、もしかしたら そこにいたかもしれないー 可能性を探して。

 

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テキスト抜粋

 

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in your eyes

 

Ryosuke N. Tanaka
Justin Kyle Marasigan

 

Published on 28 May 2025

 

photography: Ryosuke N. Tanaka, Justin Kyle Marasigan
Text: Ryosuke N. Tanaka
English translation: Justin Kyle Marasigan
Art direction and Design: Mary Svevo

 

Edited by Ryosuke N. Tanaka, Mary Svevo

 

Published by hifiemotion First Edition of 100 copies Printed in Japan

 

©︎2025 Ryosuke N. Tanaka, Justin Kyle Marasigan,hifiemotion All rights reserved.

 

Contents- Box edition book : dimensions:222 x 167 x 25mm / 1 self-print photo/booklet (18 pages bilingual English/Japanese ) /70 Photo card

© hifiemotion All Rights Reserved

  • 展示概要 / Exhibition Information

    展示タイトル : 「in your eyes  あなたの眼の中で」
    会期 : 2025年5月29日(木) - 6月15日(日)
    営業時間 : 13:00 - 21:00
    休廊日 : 月・火・水
    入場無料
    お問合せ : info@tata-books.com
  • 作家プロフィール / Artist Profile

    田中 永峰 良佑 Ryosuke N. Tanaka

    1990年香川県生まれ、東京都在住。東京藝術大学大学院修士課程美術研究科壁画専攻修了。社会の中のそれぞれの『私』という言葉を胸に、この世界で生きる人のそれぞれの人生の可能性を探しています。また社会に溢れ流れていく情報や観念に対して、自分自身が実感できるものとしてできる限り触れて、その距離を変えて生きたいと願っています。名前は現在父と母の姓を二つとも名乗っています。主な展覧会に「面倒くさい面白さ」(アート/空き家 二人、蒲田、東京)「Asyー饒舌でいるための複数の寡黙なタスク」(アートかビーフンか白厨、六本木、東京)、「木を植える、それから」(個展/福島・2022)、「完璧に争う方法」(あをば荘、東京・2022)、「風景泥棒3」(味土野、京都・2021)、「Exultation is the going」(BUoY、 東京•2020) 「hello/ENTER」(シンガポール/東京•2020)「Nonsense Agency 」(2018「Heartless Lovers」 (Pier 2 art center、台湾•2019)

    Instagram:@lalalalaruth ( https://www.instagram.com/lalalalaruth/ )

    hifiemotion

    hifiemotionは、感情的なアファメーションの出版社であり、プロデューサーであり、ヒーラーであり、ケアシーカーでもある。
    高品質なアートワーク、手紙のような個人的なもの、些細なもの、時にはセラピーグッズ。

    hifiemotion is a publisher and producer of emotional affirmations as well as a healer and care-seeker.
    High quality artwork, something personal like a letter, something trivial, sometimes the therapeutic product.

    Instagram:@hifiemotion ( https://www.instagram.com/hifiemotion/ )
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